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初めてご覧になる方へ

本サイトでは、他施設と全く異なる視点である「精子側」から、不妊治療に関して学術的に詳しく説明しております。多少内容が難しいかもしれませんが、不妊でお悩みのご夫婦に本サイトを理解していただきたく内容を解り易く、簡略化したミニサイトを付けました。

「夫婦に合ったオーダーメイド不妊治療・精子側の技術に特化した黒田IMRの技術」をご理解いただけると思います。その上で、本サイトをじっくりと読んでください。

黒田メソッドの手続きから検査・治療まで

体外受精や顕微授精などの生殖補助医療ARTが不妊治療の主流になっています。現在では、顕微授精がART施行例の7割以上を占めるまでに普及し、とくに男性不妊治療の最後の切り札として汎用されています。しかし「顕微授精の治療回数を重ねれば、いつかは妊娠する」といった思い込みが一人歩きしてしまうと、不妊治療を機械的な命の製造手段のように錯覚してしまいます。実際のところ、当方を受診されるご夫婦の殆どは、それまでに10回以上の顕微授精を経験され、結果として母体年齢が高齢化されておられます。年々こうした錯覚に陥っておられるケースが増えています。

そこで、ART、とくに顕微授精は安全なのでしょうか?医療行為には必ずリスクがあります。「ARTは自然の摂理に逆らう」という側面を持つ医療行為ですから、ARTも当然リスクを伴います。また不妊症の背景は夫婦毎に異なり、両者の不妊原因が複雑に絡み合いますので、妻の治療がうまくいったとしても 精子の状態が悪いままでは妊娠しません。

当院ホームページでは、「顕微授精にはリスクがないのか?」、「安全な男性不妊治療はどうあるべきか?」、「安全な男性不妊治療技術とは?」について理解していただくために、「ヒト精子の本質」を徹底的に解説しました。

顕微授精の間違った錯覚が起こす問題とは?

これまで不妊治療の研究領域においては、産婦人科医が主体となり、女性不妊、とくに卵子の研究を中心に進めてきました。一方、男性不妊、とくに精子に関す る研究は、産婦人科や泌尿器科領域ではなく、主に家畜 (ウシ) 繁殖領域において盛んに行われてきました。そのような背景から、ヒト精子に関する研究 (臨床精子学) は産婦人科医のみならず、泌尿器科医にも着目されることが殆どありませんでした。その結果、臨床精子学の知識と技術が大変出遅れることになり、顕微授精が安易に普及したのです。当院ホームページでは、「顕微授精に用いる1匹の精子は安全な精子なのか?」、「顕微授精で卵子に針を刺すことに問題はないのか?」について徹底的に解説しました。

臨床精子学専門の婦人科医が少ない背景とは?

一般的にARTは安全ですと説明されていますが、「ARTは自然の摂理に逆らうという側面をもつ医療行為」ですから、当然ARTにはリスクが伴います。その上、個々の患者夫婦における背景因子、治療内容が多岐にわたり、一律にARTの安全性を論じることは困難です。そこで、私の専門「臨床精子学」の視点から申し上げるのならば、ARTにおけるリスク回避と安全性向上のためには「できるだけ顕微授精を避ける、もしせざるを得ない時は穿刺注入する精子の品質管理を徹底する」ということです。その具体策として「高度な技術による高品質精子の分離法」「精子精密検査による精子品質の評価法」「顕微授精を避けるPost-ICSI法として 卵管型微小環境媒精による体外受精法 (人工卵管法) 」を確立しました。➡黒田メソッド

リスク回避と安全性向上のために出来ること

ヒト精子の場合、精液に含まれる精子の濃度 (精子数) 、運動している精子の割合 (運動率) は個人差が大きく、また同一人でも射精のたびに変動するという特性があります。また一般的に、精子など泳いでいればどれでも同じとする考え方が広く定着していますが、私は長年の研究により、精子形成障害 (造精機能障害) 、すなわち精巣で精子をうまく造れないという状態は、単に精子産生量 (精子数) の減少のみならず、精子の質 (精子機能) に多様な異常をも伴うことを明らかにしました。ですから、当院ホームページでは「どのような性質 (機能) を持った精子を受精に供すれば、ARTの安全性向上に寄与できるか」を具体的に解説しました。こう申し上げると「命の選択をするのか」という疑問を呈する方もおられますが、「黒田メソッドによる精子選別・評価」は「自然に性交で膣内に射精された精子が卵管内の卵子まで遡上して到達するまでに、精子の質の選別が自然に行われていることを再現すること」ですから、「自然界の仕組みに近づける技術開発が黒田メソッドである」とご理解ください。

避けて通れない精子選別の重要性と目的
新しい不妊治療モデル黒田メソッドの大きな利点

1匹の精子には、生まれてくる子どもの健常性を決定する遺伝情報の50%を担う責任があります。すなわち不妊治療における精子の役割を軽んじては ならないという意識を強く持たなくてはいけません。とくに顕微授精に穿刺注入する精子1匹の選別には、出生児の健常性を保証すべく半分の責任が伴うということです。 その重責を担う精子に着目して開発してきた「黒田メソッド」の根源は、精子側からより一層安全な不妊治療戦略を具体化することを目的としています。具体的には、より高精度な精子分離技術の開発 (DNA損傷を有しない運動精子の無菌的分離する) 、さらに 分離した精子の精密検査技術の開発 (一般的な精子選別基準である精子数・運動率・頭部形態 などの評価に加えて、DNA損傷や受精に関わる精子機能を詳細に評価する) です。 卵子の採取 (採卵) には外科的手術が必須であり、費用も高額なのに対して、精子の 採取 (採精) は特殊な場合を除き比較的容易です。

これまでのように精子性善説 (運動精子ならばDNAレベルも含めて全ての精子機能が正常である) を信じて、ひたすら採卵をくり返していればいつかは妊娠するという現行の不妊治療モデルから、「黒田メソッド」では、あらかじめ 精子の「量の確保」と「DNAレベルを含めた質の保証」という精子側の準備をしっかり整えることができたから、採卵するか否かを決定するという新たなモデルに切り替えた内容です。 この新しい不妊治療モデルとしての「黒田メソッド」の大きな利点は、男性不妊治療の安全性向上、とくに現状の顕微授精に伴うリスク回避に寄与し、出生児の健常性向上に繋がる点にあります。また、あらかじめ精子側の情報を詳細に収集したうえで、採卵するか、それとも不妊治療を撤退するかなど、不妊ご夫婦側に治療の選択肢を与えることができる利点も大きいと考えています。すでに当院では 2010年以降 この新しい不妊治療モデル「黒田メソッドの統合的運用」を実践し、顕微授精反復不成功例において人工卵管法 (顕微授精回避法) による妊娠・出産例を多数得てきました。

私は産婦人科医師になり、29年目になりました。出身校では、昭和20年代から不妊治療、とくに人工授精に取り組んできました。私が医学部を卒業する頃、体外受精・胚移植が日本に導入され、不妊治療という領域から生殖医学、さらには生殖補助医療 (Assisted Reproductive Technology :以下ART) という概念が確立し、不妊治療に新しい時代が来ました。当時から、婦人科における生殖の研究は、当然のことですが卵子にばかりに目が向けられており、精子には全くといってもいいほど関心が持たれていませんでした。
そのような背景の中で、私は慶大医学部大学院で「精子」を専攻し、その後、東京大学医科学研究所においても やはり「精子」を研究しました。それは、男性側に原因がある不妊 (男性不妊) を治療するためにヒト精子に関する研究、さらにはヒト精子の取り扱い技術の向上が不可欠であることに気がついた故に、「臨床精子学」の研究を専攻したのです。それから30年あまり経った今でも臨床精子学を専門とする産婦人科医ならびに泌尿器科医は極めて少ないですが、「黒田先生は数少ない希なる精子専門の婦人科医だから、悩んでおられる男性のためにも精子研究を続けて頑張って欲しい!」と熱いお言葉をいただけるまでになりました。これが、私の日々の原動力に繋がっています。

多くのご夫婦と共に闘う黒田院長のポリシーとは?
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