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日経DUALの記事を読んで・・・ご夫婦の生の声④

Dさん (文系会社員 妻)

 大手クリニックに数年通院しました。何の説明もなく、いきなり「顕微授精をしておきますから」から始まった不妊治療でした。顕微授精の回数が重なるにつれ、毎回同じことの繰り返しに疑問を抱き始めました。この間、「顕微授精で必ずしも健常な子どもを授かれるとは限らない」ということは全く知りませんでしたし、全く説明もありませんでした。黒田先生の日経DUALの記事にもありましたが、「不本意な治療でした」が、本人たちは全く気付いていませんでした。

 その後、たまたま新聞記事で黒田先生のことを知り、カウンセリングを受け、ここならば私たちに合った治療を受けられると転院を決意しました。転院後、前クリニックとのあまりの違いに愕然としました。患者ごとに きめ細やかな治療が考えられ、また残念な結果になった場合、次には違うやり方になるなど、ベルトコンベア式の前クリニックにはあり得ないことだらけでした。

 私たちは黒田先生とご縁があったお陰で、結果として安心・安全な不妊治療を受けられましたが、黒田先生のように不妊治療で生まれてくる子どものことまで考えてくださる先生は ほとんどいらっしゃらないと思います。顕微授精の安全性についてですが、海外では そのリスクが周知されているようですが、日本では黒田先生しか顕微授精のリスクと精子選別の重要性について語っていません。

 私たち患者側は、不妊専門の看板を掲げている病院である以上は安全なものと錯覚してしまいます。でも自然に妊娠しても障害のある子どもは生まれてくるのですから、不妊治療では そのリスクはもっと高いと考えるのは当たり前なのですね。